日本語かな漢字変換ソフトウェア「ATOK」にサヨナラした。

ソフトウェア/日々の出来事/////
  1. HOME
  2. ソフトウェア
  3. 日本語かな漢字変換ソフトウェア「ATOK」にサヨナラした。

冒頭、いきなりですが・・・、

WordPressのブロックエディターに慣れるために・・・、
次のURLの記事を読んで考えたこと、実行したことなどをズラズラと書いてみる。

//////
この記事に激しく同調したw
もう書いてある内容が、私が感じていたことと同じでビックリ!
——-
スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」
さよならATOK、こんにちはGoogle日本語入力♪

——-
////// 6/12 Published on Facebook

ワタクシの「ATOK」の使用歴とか

JUSTSYSTEMの「ATOK」は、Winodws, macOS, Android などのOSで動作する日本語かな漢字変換ソフトウェア(日本語入力FEP)の製品名。
昔からのユーザーで、過去を遡ってみたら約30年の通算利用実績だった。(すっげぇー)

ATOK との出会いは「一太郎 Ver.2」だった。 一太郎は自分で購入したのではなく、記憶が曖昧なのだが何かの教科で使わせてもらった。
PC-9801本体の周辺に無印の一太郎 5インチFDが数枚あったので、誰かがコピーガード解除ソフトと”ファイラー”を使ってコピーしたFDで動作していたのだと思う。(”ファイラー”とか懐かしいなーw)

漢字変換の操作自体は、CASIOのワードプロセッサマシン(多分→)HW-800JS で操作に慣れていたが、パソコンで日本語変換するのは ATOK が初めてだった。最初は「エイトック」って読めなくて「アトック」って言っていたのを思い出した。
時代は MS-DOS全盛期で、日本語入力FEPは ATOK のほかに WXシリーズ(エー・アイ・ソフト)や VJE(バックス)があった。 WXシリーズは NIFT-Serveのフォーラムでユーザーが意見交換し、それが製品に反映されていく過程が面白かったなー。 その後、Windows3.1 / 95 がやってくるのだが、MS-IME の普及もあって両製品は終息、ATOKだけが残った・・・と言うのがザックリとした日本語入力FEPの歴史。
ちなみに、WX は Microsoftが採用して MS-IME としてリリース、Windows95や Office製品にも含まれていた。

個人的には ATOK 17 が好みだったかな。パッケージデザインが綺麗でこのバージョンで電子辞典セットを購入した。(ATOKの歴史はココから参照できます)
この次のバージョンから西暦表記となったが、バージョンアップで新機能が搭載されてもイマイチ実感がないことが続き、毎年のバージョンアップを控えるようになった。ただ、PCやOSが時代と共に変化するので適当なタイミングでバージョンアップをおこない、現在は、ATOK 2017 (macOS / Windows) を使用している。

…と言うことで、「♪あれから僕たちは~」じゃないけど、長い時間 ATOK を使ってきました。

自分の入力スタイルは「連文節変換」モードだけど、「単文節変換」による操作をしていることが多い。
例えば「にほんごはうつくしい」を「日本語は美しい」と変換する時、連文節変換の場合は変換キーを押すと「日本語は美しい」と一発変換する。 単文節変換だど「にほんごは [変換]」「うつくしい [変換]」のように2回変換して「日本語は美しい」が完成する。
自分の場合、日常的に連文節と単文節を混ぜて変換操作しているが、自然と単文節変換の操作をしていることが多い。 昔の連文節変換は、変換キー一発で今のような賢い変換結果にはならなかったので、細かく変換操作をしていたことが癖となり、今も自然と単文節変換になっているのだと思う。

あと、単文節変換の場合は・・・

“♪入力ミスと誤変換が少なくなり、結果、サクサクと文章を作成していけるからぁ~。” (チコちゃん風)

・・・な利点もある…のだ、と思っている。

ザックリとした ATOK の使用歴はここまで。

そして、ここからが、本題。

単文節変換結果が、なんかなー

ATOK 2017 を使い始めてから、何となく単文節変換の結果がしっくりこないと感じていた。 最初からじゃないのだが “いつの日からか…”って感じ。 「日本語変換って大事よね」って思う場面が増えた。 ここ最近も症状を経験していて”慣れでカバー”みたいな感じで使ってはいたけど、時々、「馬鹿かコイツ!」ってつぶやくことが増えた。
少し解説すると、単文節変換の時に(過去に学習している筈なのに…)一発で確定できない場面に出くわすことが多くなったと感じていた。 一発で確定できない場面と言うのは、変換キーを押した直後と、候補ウィンドウの上位に目的の漢字が表示されないケース。
そのため、これが結構ストレスになるので「馬鹿かコイツ!」となるのだ。

こんなことを感じながら、ATOK を今日まで使ってきた。

2019年6月12日の朝、その記事は突然に現れたw

単文節変換結果のことでしばらくモヤモヤしていたら、私の背中を押す記事が突然に登場した!w
日課にしているセキュリティニュースチェックとパブリックコンテンツのチェックをしていたら、記事タイトルに ATOK が含まれる外部リンクに激しく目が止まった。(笑)
これが、冒頭に紹介したスタパ齋藤さんの ATOK サヨナラに関する記事。

朝から液晶ディスプレイを「ガン見」して読み始めると・・・、

「むむむ!、」「まさかっ!、」
「あーーー!、これはぁーーー!、自分と同じぃーーー!」

・・・となり、嬉しさのあまり5回も読み返したw

そして冒頭のフレーズ、「この記事に激しく同調したw」となったワケ。

もうねー、スタパ齋藤さんに親近感が湧きましたよ。 最近にしては珍しく写真画像が少な目で読み応えもありましたw
スタパ齋藤さん、ナイスな情報をありがとうございます。感謝してます!m(__)v

このまま、でもなー、悩む・・・

スタパ齋藤さんの記事を読ませていただいてから、自分自身が ATOK を何のために使い続けているのだろうと2〜3日考えてみた。
ATOK を使い続けてきた理由は「変換結果の精度」だ。これ以外にないし、これがすべて。 電子辞典はおまけであって、日本語変換の性能が良かったから使い続けてきたと言うのが結論。

でも、今、肝心の変換性能(結果)が頭で考えているようにいかなくなっている。 これまでこんな経験してたかなーと思い返すより「今、そこにある”変換”危機」な状態だ。
Microsoft IME でも似たような経験をしたけど、こちらは何故か諦めがつく。(爆)
だが、ATOK についてはそうはいかない、と言うより譲れない部分だ。

変換方式に関係なく、学習してある筈の漢字がこちらの思うように変換されない、考えている通りに候補に表示されないと言うのはちょっとねー。 AI搭載なんてどうでも良くて、こういう基本部分がしっかり維持できないのは個人的には困るのです。
また、別の視点から ATOK を見ると西暦バージョン切り替え後の数年後から、「そんな新機能いるの?」みたいなことを感じていた。 最初にも書いたけど、自分の場合は新機能の効果を感じとりにくい…と言うより感じとれないまま使ってきた。 単文節変換がメインの使い方だと新機能の効果に気づきにくいのかもしれないが、自分の場合は費用対効果を考えると西暦バージョンアップを続けるか否か躊躇していたのも事実。

梅雨空の下、決断したw

そうねー、「この記事に激しく同調したw」…したのは偶然ではないと感じ、やっぱりココは1つ、しっかり考えようと言うことになり…色々と考えた…

週末、外は梅雨の雨、時間はタップリある・・・

(15分経過)

決めました。

令和元年、新しい時代の幕が明けたことだし、日本語変換のインターフェース部分に不満を抱えて作業するのは精神的によろしくないから、思い切って長年使ってきた ATOK を PC や iPhone からすべて撤去、廃棄処分にすることにした。 ATOK の機能にあった電子辞典の部分は、ググるか他アプリで代用すればいい。
梅雨でチャリンコも乗れないから、移行作業の時間はタップリある。
ATOK 廃棄処分、やるぞー!(笑)

Google日本語入力の選択、ATOKに未練はない

ATOK に代わる新しい日本語かな漢字変換ソフトウェアを導入するにあたり、日々の作業、OS、キーボード、セキュリティ、プライバシー、候補表示のバランス(文字サイズや反応性)なども含めて検討した。 特にセキュリティとプライバシーについては注目した。

その結果「Google日本語入力」に決定。
実は過去に Google日本語入力を試した時は、使い続けるには大変苦労すると判断し諦めたことがある。 正統進化していると思うので導入して使っていくことにした。
iOS はデスクトップ版と設計思想が同じである「Gboard」で統一することにした。

そうそう、Google日本語入力を使おうと思ったら、ココのPDFファイルは目を通しておいた方がイイ。
どういう考えの基で、どういう仕組みで開発されたのかが読めます。
例えば、Google日本語入力で使用する辞書はローカルPCにあって、学習した辞書は”自分のモノ”と言うことが明確になっていました。 この部分はとても大事なことです。

(しばらく、時間が経過…)

あとがき

まとまりなく、ズラズラと書いてきました。(^^;)
これを書きながら途中で ATOK を廃棄して、Google日本語入力をセットアップして書いてきました。 やはり、正統進化してました。

“本題”の後半部分は Google日本語入力で書き足しましたが、変換結果の精度や “もしかして” が良く効いていて想像以上に快適。 「変換速度はどうかなー」って思っていたけど、やはり流石の Googleさんでした。 入力スピードにバッチリとサジェストがついてきて、しかも、あまり入力を邪魔をしない感じのインターフェースなので入力カーソルに集中できるかなーと。変換エンジンに辞書が入っているってこういうことなのかなーと思ったり。
ATOK のユーザー辞書も簡単に移行できたのでスムーズに変換ができています。

iOS の Gboard アプリは、ATOK と比較すると少し改良の余地ありかなーと。フリック操作に少し違和感がある。 インプットの反応が遅いのかな?、慣れの問題かもしれないが。
あっ!、[→] とあわせて [←] カーソルキーボタンも欲しいなーとw

長い間に渡って、私の日本語変換を支えてくれた ATOK には大変お世話になりました。
心から感謝を申し上げます。ありがとう。


さて、Google日本語入力を鍛え始めますw
まず、iOSで[か][あ][た] → 「 で単語登録しなくちゃ!(^_^;)

それでは。