「Acronis True Image 2020」の「復元」プロセスは改善の余地ありだと思う。

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今日もブロックエディターに慣れるためにネタを1つ書いてみた。
あくまでもワタクシの環境で起きたことなので、その点をあらかじめご承知くださいませ。

昨日、「Time Machine のバックアップ警告で”保安ソフトウェア”の導入を止めた。」の記事に書いておいたのだが、「Acronis True Image 2020」の変態的な別の問題について記録を残す。

「Acronis True Image 2020」の導入

Time Machine を使って、Mac –> NASの所定フォルダへバックアップしていたが、突然の動作不調に陥ったことは前出の記事の通り。 その不調を解決するための動作検証と確認をしていた時、“外部のバックアップソフトウェア”を導入してバックアップテストしてみたくなった。

導入の目的は、Mac –> NAS へのバックアップ不調が改善せず、USB接続のディスクドライブが1つだけになってしまった時、外部のバックアップソフトで Mac を丸ごとバックアップ (フルバックアップ) しておきたい と考えたから。
あと、フルバックアップから Mac を元の環境に戻す、復元する時間も計りたかったこともあった。

そこで、macOS 向けに販売されているバックアップソフトを調査して、日本語に対応していることと情報公開やサポートの体制を考え、今回は Acronis(アクロニス)の製品に絞り「Acronis True Image 2020」(以下、ATI )をチョイスした。

・・・世の中、便利になりました。
Acronis のオンラインショップでサブスクリプション契約してダウンロード。 今回は、動作検証の兼ね合いで “脳豚360” が導入してある Mac mini にインストールした。 インストールは正常に終了し、実際に使用する環境を準備してから使い始めた。

・・・だが、私の機能の理解がおかしくなければ、
・・・このソフトウェア、変態的だった。

バックアップは正常に終了

ATIを導入後にアプリを起動すると、Mac mini と 外付けディスクを自動的に検出した。 外付けディスクは、Mac mini にUSB接続してある Time Machine 用のディスクドライブだ。
Mac mini のフルバックアップは NASに保存したかったので、外付けディスクの参照先を NAS の所定フォルダへ変更した。
そして、ウィンドウの右下にある「バックアップ」ボタンを押してバックアップを開始した。

初回のバックアップでは、Mac mini 本体のファイルサイズが 約110GB をバックアップしたら、バックアップサイズは約80GBになった。
Time Machine の初回バックアップサイズは概ね 90GB近くだったので、それよりもコンパクトだ。
そして、一番大きな違いはバックアップにかかる時間だった。 Time Machihe だと 3時間近くかかっていたのだが、ATI は 35分程度で完了した。 もちろん、それぞれバックアップ仕様には違いがあるので単純な比較はできないが、バックアップ時間だけを見れば精神的にも良く、かなり便利に使えるソフトウェアだと感じた。

・・・で、この記事の本題に入ります。
これ以降、ATI のバックアップ後の「復元」操作のアクシデントと解決を記す。

バックアップからの「復元」はマニュアルの解説とは違う

初回バックアップの状態から「よし、これなら復元も期待できる!」と思い、一旦、各ソフトウェアを終了して Mac mini を再起動したあと ATI で復元操作をしてみた。

Mac mini 本体を元に戻す復元は、macOS の仕様もあり ATI のアプリから素直にはできないので後回しにした。
今回は指定したファイルの復元をおこなうことにした。 ATI のマニュアル(PDF)をしっかり読んで、復元操作を覚えてトライしてみた。

増分バックアップの実行

最初に、動作検証のための PNGファイル 4個を準備して「書類」フォルダに保存。

次に、最新の Mac mini をフルバックアップする。
初回のバックアップを済ませているので、ここは増分バックアップとなる。バックアップ先はNASの共有フォルダをセット。
バックアップ時間は 3分程度でストレスはない。

バックアップを実行して最新のバックアップファイルを作成。

増分バックアップが終わったら、バックアップからの復元が確実におこなわれたことを確認するために、「書類」フォルダにあった4つの PNGファイルを削除。

これで、ATI の復元プロセスの動作確認の準備ができた。

[補足]
別の動作検証の都合で、”脳豚360″ はこの時点でアンインストールしました。
これ以降は、セキュリティソフトウェア未導入の状態で操作しています。

バックアップからの復元

ATI のマニュアルにしたがって操作を進める。

バックアップからの「復元」は、バックアップした内容から特定のファイル(今回は複数)を元のフォルダ配下に復元する手順でおこなう。

復元するファイルの選択

ATI の画面にある「復元」を選択する。 選択するとバックアップしたフォルダ名やファイル名が表示される。

サンプルの PNGファイル(赤枠)は「書類」フォルダに正しくバックアップされていた。
この PNGファイルを復元するので、ファイル名を複数選択する。

この画面のポイントとして、下部の “元の場所に復元されます。” と言う部分。
“元の場所に…” とはフツーに考えて「選択した PNGファイルが保存されていたフォルダ名」を示すと思う。 そう考えれば、ここでは「書類」=「Documents」フォルダが該当する。

つまり、この言葉を素直に理解すれば、復元先の Mac mini 本体の「書類」フォルダ に PNGファイル 4個を復元する意味になる。

でも、これ、後で分かるけど「嘘」です。
とりあえず、4つの PNGファイルを選択したら、”素直にw” 右下の「復元する」ボタンを押す。

バックアップからファイルを復元する。・・・あん?

この「復元する」ボタンを押せば、おそらくフツーなら “元の場所”Mac mini の「書類」フォルダ に復元できると考える筈。

・・・ぐがぁ〜!、
・・・ぬわぁ〜んと!、
・・・変態的な動作を示した!

あん?

ワタクシの理解がおかしいのか、ATI はファイルを復元できませんと言ってきた。

おまけに、エラーメッセージがおかしい!

・・・「指定したファイルは存在しません」

あのなー、ATI、バックアップが正常に完了した通知を確認してるのですよ。 それに、上のバックアップ内容でも復元したい PNGファイル 4個が表示されているのですよ。 どうして “指定したファイルが存在しない” になるんだ?
・・・ワタクシをナメとるなコイツw

・・・と、まぁー、この部分の操作や調査に 3時間を使った。
Acronisのサポートへ「復元」操作に関するメッセージを送ることにしたが、そのメッセージに対して返答することはないそうなので、お問い合わせの種類の選択を「クレーム・苦情」にさせてもらい重要度に気がついてもらうようにしてみたw

このままだとバックアップは毎日作成されるけど、不測の事態にフォルダやファイルを「復元」できないことになる。 サブスクリプション契約も363日残っているwので、もう少し動作検証に頑張ってみることにした。

「指定したファイルは存在しない」とは何ぞや?

「指定したファイルは存在しません」… これが解せない。 ファイルがなかったらバックアップができていない筈じゃないか。
「うーん、復元プロセス中にNASとの接続が絶たれたのか?」とも考えたけど、NASのログを調べてもネットワークが切断された記録はない。 と言うことは、復元プロセスの範囲だけで起きたエラーとなる。

「うーん、ローカライズがおかしいのか?」
あっ!、「指定したファイルは存在しません」 とは、「指定したファイルを戻す “元の場所” が分からない」と言う意味なんじゃねぇ?
ファイルじゃなくフォルダを丸ごと復元する操作をした時も「指定したファイルは存在しません」と表示され、指定したフォルダ と表示せず ファイル になっていた。
もしかして、この「指定したファイルは存在しません」の本当の意味は、“元の場所”ファイル・フォルダを復元する保存フォルダ が分からないと言うことを表している・・・。

・・・と考えた。

では、やってみよう!

エラーメッセージの想像力と発想は時にワタクシを幸せにするw

“元の場所に復元” の言葉を見ないようにして、ATI の下の方にある「変更…」ボタンを押す。

「変更…」ボタンを押すと、復元先のフォルダの指定をおこなうウィンドウが開く。
今回の動作検証では「書類」フォルダにしているので選択して「開く」ボタンを押す。

ATI のウィンドウに戻ると「復元先:〜」に指定したフォルダへのパスが登録される。
ここで「オリジナル」ボタンを押すと、いわゆる「堂々巡り」になるw

気をと取り直して「復元する」ボタンを押す。

♫ ピンポーン!、大当たりw
PNGファイル 4個が「書類」フォルダに復元された。

「Acronis True Image 2020」のプレビュー(らしくないプレビュー)

急遽、サブスクリプション契約で購入した「Acronis True Image 2020」を短時間だが使ってみた感想を書き留めておく。

正直書くと画面デザインと操作がシンプルで使いやすいソフトウェアと感じた。操作自体は「左から右へ」の操作に基本統一されていて扱いやすい。複雑な設定も必要なく画面の指示でバックアップができる。 ネットワーク越しに保存フォルダを設ける場合は少しだけ知識が必要だけど、各所で解説があるから心配はいらないと思う。

冒頭にも書いたが、バックアップは速い部類だと思う。約110GBの初回バックアップは約40分で完了した。 バックアップファイルの圧縮率も高そうで 約80GBの範囲に収まっていた。

改善が必要なのは「復元」のプロセス。 ワタクシの理解がおかしくなければ、操作に「勘違い」を起こすユーザーがいらっしゃると思う。 記事に書いたけど「元の場所に復元」と言う部分は解釈の違いが多いだろうし、「復元」プロセスのエラーを適切に表記していないことで混乱が生じると感じた。 あと、マニュアル(PDF)の表記も名称や動作状態の説明が間違っていることも混乱の元だ。

一先ず、フォルダ・ファイルの復元ができるようになった。 一時はどうなるかと思った。(笑)
「バックアップソフトウェアなのに「復元」ができないってナニ?」って感じだったし、サブスクリプション契約(残り363日)が無駄になりそうだったから。

あとは、フルバックアップから Mac mini を元の状態に戻す動作テストをしなければ。
こちらは、ATI のウィンドウにある「Macの復元」から進めるのだが、その前に Mac側のシステム設定の変更と調整、リカバリーに失敗した時のことを考えた準備が必要だから「そのうち・・・」ってことで。


この記事は、ワタクシの環境だけで起きていることも考えられます。 同様の症状が報告された記事を見つけられなかったので。
なので、お読みいただいた方は参考程度に留めておいてください。

誰かのお役に立てれば幸いです。