Time Machine バックアップデータをQNAPの「共有フォルダー」へ保存する設定メモ

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新年あけましておめでとうございます。
本年も「ボヤキ」ますので、よろしくお願いします。

元旦から早速ですがw、これは私の備忘録です。

昨年末、macOS の「Time Machine」バックアップデータの保存先を見直したのだが、その際の設定手順を書き留めておく。
(同様の内容は、QNAPのサポートにも掲載されています。)

この記事は、1台のMacに Time Machine のバックアップ先が設定済みで、そこに2つ目のバックアップ先を QNAP NAS に作成した「共有フォルダ」を追加する手順。(下図はイメージ)

QNAP:QTSで Time Machine 用のユーザアカウントを追加する。

  1. 「コントロールパネル」→「ユーザ」→「作成」で、新しいユーザを追加する。
  2. 【ユーザの作成】ウィンドウで・・・
    「ユーザ名」「パスワード」を設定する。
    「ユーザグループ」→ everyone
    「共有されたフォルダ権限」→ 読み取り/書き込み
    「アプリケーション権限の編集」→ (特に設定せず)
    「割り当て量」→ Time Machine バックアップデータのファイルサイズの上限を設定。※この設定は「クォータ」が有効になっていないと表示されない。
  3. 「作成」ボタンを押す。

QNAP:共有フォルダーを作成する。(Time Machine バックアップデータ保存フォルダ)

  1. 「コントロールパネル」→「共有フォルダ」→「作成」→「共有フォルダ」を選択する。
  2. 【共有フォルダーの作成】ウィンドウで・・・
    「フォルダ名」を入力する。Time Machine のウィンドウに表示されるので分かりやすいフォルダ名にする。
    「ユーザーのアクセス権限の構成」で、新しく作成したユーザ名の RW を選択して「作成」ボタンを押す。
    「フォルダー暗号化」→(必要なら設定する)
    「詳細設定」→ 後方にある “Time Machine バックアップフォルダー(macOS)として、このフォルダを設定する” を選択する。そのほかの設定は標準のままで。
  3. 「作成」ボタンを押す。

この「共有フォルダー」が、Time Machine のバックデータ保存フォルダとなる。

QNAP:SMB 3.0 の設定

  1. 「コントロールパネル」→「ネットワークサービスとファイルサービス」→「Win/Mac/NFS」を選択する。
  2. “Microsoftネットワーク” の「詳細オプション」を選択する。
  3. 【詳細オプション】ウィンドウの「最上位 SMBバージョン」のプルダウンメニューで、”SMB 3″ を選択する。
  4. 「適用」ボタンを押す。(ネットワーク設定変更のため再設定プロセス(1分以内)がスタートする)

macOS:Time Machine に「共有フォルダ」を設定する。

  1. macOSの「Finder」を起動する。
  2. 「Finder」の「移動」→「サーバへ接続」を選択する。
  3. プルダウンメニュに、smb://[NAS名].local または smb://[NASのIPアドレス] を入力、「接続」ボタンを押す。
  4. ログインが要求されたら、新しいユーザ名+パスワードを入力して接続する。
  5. 作成した「共有フォルダー」が表示されるので選択する。
  6. Time Machine を起動して、「バックアップディスクを追加/削除…」を選択する。
  7. 作成した「共有フォルダー」を選択する。
  8. 新しいユーザー名+パスワードを入力して「接続」する。※既存のユーザでもOK
  9. Time Machine に「共有フォルダー」が接続され、フォルダ名が表示されたことを確認する。

あとは、バックアップが始まるまで待つか、”今すぐバックアップを作成” で強制実行しても良い。

次のような Mac 複数台構成の場合は「共有フォルダー」を個別に作成し、上記同様の手順で設定をおこなう。

誰かのために参考になれば幸いです。